【陸上】サニブラウンが後半急失速「ちょっとわからない」 男子200mで予選落ち

サニブラウンは6着だった

東京五輪陸上男子200メートル予選(3日、国立競技場)、サニブラウン・ハキーム(22=タンブルウィードTC)は21秒41の2組6着で準決勝進出を逃した。

後半で失速した。見せ場がなく終わったサニブラウンは「(スタートから)50メートルまではレースプラン通りに行けたが、50から100でうまく切り替えることができず、そのまま間延びしてラスト100でスピードが出ずに落ちていってしまった」と不本意な結果に肩を落とした。

同種目は2015年世界選手権で史上最年少となる準決勝進出、17年同選手権では7位入賞と海外のライバルに実力を見せつけてきた。しかし、6月の代表選考会を兼ねた日本選手権は棄権。参加標準記録を突破していたため代表権を手にしたが、本番でどのようなパフォーマンスを発揮するかは未知数だった。

「最後の100メートルはジョギングしているみたいだった」と話すサニブラウンだが、要因については「ちょっと分からない。調子が悪かったわけでもないし…」と整理ができていない様子。体の状態も「全然痛いところもないし、体もフレッシュ。コーチにも体が動いていると言われていたので」と問題なしを強調した。

初の五輪は「緊張というよりも自分のやるべきことをやっていくというのを頭に入れながら試合には臨めた」と語ったサニブラウン。課題を持ち帰ってさらなる強化を図るしかない。

また、飯塚翔太(ミズノ)、山下潤(ANA)も含めて日本勢は全員が予選で姿消した。

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