真夏の「寒暖差疲労」対策5つ!その不調は温度差が原因?

湿度と気温の高さが同時にやってくる日本の夏。特に最近の夏は気温が35度を超える猛暑日が多くて、体力を消耗しますよね。

体を冷やさないように、エアコンの使いすぎに注意したり冷たいドリンクを飲みすぎないように気をつけたりしていても、体調のバランスを保つのが難しいなと感じている人も多いかもしれません。

この記事では、夏を元気に過ごすための体調管理や食事について紹介します。暑い夏を乗り切るための参考にしてみてくださいね!

夏を乗り切る「寒暖差疲労」対策5つ

【1】エアコンで体が冷えないようにする

暑くなった体をクールにしてくれるエアコンは、もはや夏の必需品! けれども、エアコンが効いた室内にずっといる日が続くと、なんだかダルいなと感じることはありませんか?

人の体には、体温を一定に保つ機能が備わっています。けれども、エアコンが効いた室内に長時間いる状態が続いたり、気温が高い屋外とエアコンで冷えた室内を行き来していると、体温を調整するために機能している自律神経に負担がかかり体温の調節機能のバランスが崩れることがあるそうです。

体温の調節機能のバランスが崩れると、それまで自然にできていた体温調整の機能がうまく働かなくなり、だるさやむくみ、不眠、夏バテなどの不調につながってしまいます。

体への負担を少なくしながらエアコンを使うためには、外気温との温度差を5℃以内、27~28度の設定にするのが理想的なのだとか。

また、オフィスなどで冷気が体に直接当たらないようひざ掛けやカーディガンなどを利用することも大切です。

対策をしていても体が冷えるなと感じる場合は、湯たんぽを利用してみるのもひとつの方法です。
職場でも使いやすいシリコン製の小さめサイズの湯たんぽも発売されています。

【2】空腹時に冷たい飲み物を飲まないようにする

キンキンに冷えたビールをグイッと飲むのは、大人の夏ならではの楽しみです。お腹が空いている時やお風呂上がりなどに、冷たいビールや飲み物を飲むことが習慣になっていませんか?

空腹時やお風呂上がりの冷えた飲み物は、胃腸を急に冷やすことになるため、知らず知らずのうちに自律神経に負担をかけている場合があるのだとか。

自律神経に負担がかかると、人間が体温を保つ仕組みに影響を及ぼす恐れがあり、冷えの原因となるかもしれません。

なので、冷たい飲み物など最初のひと口を味わった後は、温かい食べ物と一緒に楽しむようにしましょう。

【3】常温の食事を摂るようにする

暑さの影響で疲れやすくなっている胃腸には、冷たすぎる食べ物や熱すぎる食べ物も、飲み物同様に負担になることがあります。

特に気をつけたいのは、朝食。起き抜けの胃腸には、冷たい食べ物や熱すぎる食べ物は、刺激が強すぎることがあります。また、かき氷などの冷たいスイーツも食べすぎないように気をつけましょう。

【4】汗をかくことを意識する

夏の外気温は、人の体温に近い数値になることが多くなります。
通常、熱は温度が高い方から低い方へ流れる性質を持っていますが、夏は体温と外気温の差が少なくなるため、体内に熱がこもりやすくなります。
人が暑さを感じるのは、体内の熱がうまく放出されていないことが理由なのだそうです。

仕事の関係で、常時エアコンが効いた室内過ごすことが多いという人は、汗をかく機会があまりないことも多いですよね。
適度に汗をかいて熱を放出していないと、体内に熱がこもったままになりがちです。

早朝や夕方のウォーキング、ヨガなどの軽い運動をして汗をかくようにする。
または、ぬるめのお風呂にジワッと汗をかくぐらいの時間浸かるようにしましょう。
お風呂の湯船に浸かるのは、冷えた体を温めて血行をよくする効果も期待できるのでオススメです。足湯や半身浴をするのもいいですね!

【5】夏が旬の食べ物やフルーツを積極的に摂る

  • キュウリ
  • トマト
  • なす
  • とうもろこし
  • 冬瓜(とうがん)

など、夏が旬の野菜は体温を下げると言われています。
これらの野菜は、「カリウム」を多く含有しているため利尿作用があり尿と一緒に熱を排出することができるのだそう。

キュウリやトマト、冬瓜などは野菜自体に水分を多く含んでいるため、水分補給にもなると言われています。
バナナやパイナップルなど、南国でできるフルーツも体の熱を下げる効果があるのでオススメです。

旬の野菜やフルーツとともに、身体を作るもととなるタンパク質を多く含む卵や肉、魚、牛乳などの食品、健康維持に必要なビタミンやミネラルを含むにんじんやほうれん草、かぼちゃなどの食品も積極的に摂るようにしましょう。

疲労回復には、クエン酸を多く含むレモンやグレープフルーツがオススメです!

まとめ

夏を元気に過ごすためのコツについて紹介しました。体を冷やさないこと、適度に汗をかくこと、旬のものを食べるのが大切だとわかりました。暑い夏を元気に乗り切れるように、気になるものから取り入れてみてくださいね!

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