清川村の県道70号、台風被害の復旧完了 1年10カ月ぶりに開通

1年10カ月ぶりに開通した秦野清川線。被災直後は入り口の半分近くが土砂に埋まった大洞トンネル周辺もすっかりきれいになった

 2019年10月の台風19号で大きな被害を受けて不通となっていた県道70号(秦野清川線)が7月30日、復旧工事を終え、約1年10カ月ぶりに開通した。

 同県道は、清川村宮ケ瀬の宮ケ瀬北原交差点と秦野市名古木の国道246号名古木交差点を結ぶ全長約30キロ。

 県厚木土木事務所によると、記録的な大雨となった台風19号により、宮ケ瀬北原交差点~札掛橋間の約12キロ区間で斜面の崩落や土砂崩れが数多く発生した。大洞トンネルでは入り口の半分ほどまで土砂に埋まるなど、計30カ所以上で道路が寸断された。

 同事務所が復旧工事を進め、昨年5月に一部は通行できるようになったが、その後も旧金沢キャンプ場~札掛橋間の約7キロが不通のままだった。

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