【レスリング】ボディースラムさく裂! 屋比久翔平が男子グレコ77キロ級で銅メダル

銅メダル獲得を喜ぶ屋比久翔平(右)

レスリング男子グレコローマン77㌔級3位決定戦で、屋比久翔平(26=ALSOK)はゲラエイ(イラン)を豪快な投げ技で圧倒。5分54秒、13―3のテクニカルフォールで下し、銅メダルを獲得した。

ザッツ・グレコの大技で、19年世界3位の強豪に勝利した。第2ピリオド、1―3と追う展開で、グラウンドからバック投げで相手を背中から叩きつけ4点ゲットで逆転。相手の反則もあり得点を追加すると、最後はボディスラムがさく裂だ。

「すごくうれしい。コロナ禍で悔しい思いとうれしい思いをしてきたが、支えてくれたコーチや大会ボランティア方が大きく関わってくださった。感謝したいです」と話した。

沖縄出身で初の五輪レスラー。元全日本王者の父・保さんの夢であった五輪出場を果たし、メダルまで手に入れた。8月5日は、長男・紫琉くんの1歳の誕生日。「息子の誕生日祝いに、家に帰ってメダルをかけてあげたい」と、最高のプレゼントをゲットした。

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