衆院選長崎 立民4区候補 末次氏「継続」 総支部幹事会が確認

 立憲民主党県第4区総支部は3日、幹事会を開き、次期衆院選長崎4区に立候補予定の末次精一氏(58)の選挙態勢づくりが遅れている問題を協議し、候補者の変更はせず、「末次氏で継続して取り組む」と確認した。
 末次氏を巡っては、選対の組織編成が進まずに県連内で不安の声が噴出。7月の県連幹事会後、赤木幸仁幹事長が取材に「候補者変更が前提ではないが、戦う態勢をしっかりつくれないのであれば、さまざまな可能性を考えなければいけない」と言及していた。
 総支部の幹事会では末次氏が選対の組織陣容を改めて説明。出席した県連の山田朋子代表は取材に「完璧ではないが方向性は示された。(選挙態勢を)早急に詰めていく」と述べた。
 今後、県連幹事会で総支部の方針が報告され、最終的な態勢が固まるが、山田代表は「地元の意見が尊重される」とし、候補者の差し替えはないとの認識を示した。
 末次氏は取材に対し「一丸となって戦えるよう準備していく」と述べた。
 長崎4区には、自民現職の北村誠吾氏(74)も立候補を予定している。

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