次期衆院選長崎4区候補者 可能性模索 立憲民主党県連「月内に判断」

 立憲民主党県連は17日、大村市内で幹事会を開き、県連副代表の末次精一氏(58)を擁立予定の次期衆院選長崎4区について、末次氏の選挙態勢づくりや県連との連携が不足しているなどとして、候補者変更も含め幅広い可能性を模索することを確認した。会終了後、赤木幸仁県連幹事長は取材に「今月末までに判断したい」と述べた。
 関係者によると、末次氏はノルマが200人の党員・サポーター獲得が進まず、選対の組織づくりも遅れているという。連合長崎などの推薦も既に受けており、赤木幹事長は「候補者変更が前提ではない」としつつ、「勝てなければ意味がない。戦う態勢をしっかりつくれないのであれば、さまざまな可能性を考えなければいけない」と強調した。
 同日の幹事会は衆院選に向けた態勢の確認などが議題。長崎3区に立候補予定の山田勝彦氏(41)が出席した一方、末次氏や比例北陸信越ブロックから長崎2区にくら替えを予定する松平浩一氏(46)は姿を見せなかった。山田朋子県連代表は報道陣に公開した冒頭あいさつで「誰のための会議か、しっかり認識してほしい」と苦言を呈した。
 長崎4区には、自民現職の北村誠吾氏(74)も立候補を予定している。

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