【侍ジャパン】先発・山本が6回途中で降板 2番手・岩崎が同点打を許す

降板し、ナインに労われる山本(右から2人目)

悲願の東京五輪金メダルを目指す野球日本代表・侍ジャパンは4日、準決勝の韓国戦(横浜)に山本由伸投手(22=オリックス)が先発。山本は6回途中2失点で降板した。

初回一死一塁から3番・李政厚に右越え二塁打を許し一死二、三塁とされた山本だが4番・梁義智、5番・金賢洙を連続三振でピンチ脱出。2回は一死から呉智煥に死球を与えたものの続く許敬民を三ゴロ併殺に仕留めた。

3回からはエンジン全開。150キロ台の速球にキレのあるフォークで韓国打線を寄せ付けず5回までスコアボードに「0」を刻んだ。山本の好投に侍打線も呼応。3回に坂本(巨人)の犠飛で先制すると5回には吉田正(オリックス)の中前適時打でリードを広げた。

だが6回無死二塁から姜白虎に左前適時打を許すと続く李政厚にも右翼線に運ばれ無死一、三塁。4番・梁義智を三振に打ち取ったところで稲葉監督は交代を告げたが、2番手・岩崎(阪神)が金賢洙に中前適時打を許し同点に追いつかれた。

山本は開幕戦となった7月28日のドミニカ共和国戦(福島)に先発して6回2安打無失点と好投したが勝ち星はつかず。この日も勝利投手とはならなかった。

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