連日の高温「熱帯夜」も 県など注意・警戒喚起 上越、妙高市で熱中症搬送

 県内は4日も晴れて気温が上昇。前日より高温にはならなかったものの、35度近い暑さに見舞われた。「熱帯夜」が続いている地域もあり、県や新潟気象台は引き続き熱中症への注意と警戒を呼び掛けている。

 同日午後4時までの最高気温は上越市高田34・4度、同市大潟33・6度、同市安塚32・9度、糸魚川市糸魚川33・2度、同市能生31・7度、妙高市関山31・8度。このうち糸魚川では1日から、最低気温が25度以上の「熱帯夜」が続き、大潟では2日から、高田では3日から同様の状態となっている。

 上越地域消防局によると、同日午後4時までに上越市で50代男性が、妙高市で20代男性が熱中症とみられる症状で救急搬送された。いずれも屋外で発症し、50代男性は中等症、20代男性は軽症だという。

 新潟地方気象台は4日、県内では5日も熱中症の危険が極めて高いとして、熱中症警戒アラートを発表。外出をなるべく控え、屋内ではエアコンの適切な利用や、高齢者や子どもへの水分補給などの注意喚起をしている。

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