巨人・原監督が17打数無安打の松原に注文 「得点圏打率を2割5分ぐらいにせにゃ」

快音の聞こえない松原に原監督からは…

巨人は4日のソフトバンクとのエキシビションマッチ(ペイペイ)に6―6で引き分けた。

打線は岡本和、ウィーラーの一発など10安打を放ったが、練習試合に入ってピタリと当たりが止まっているのが松原聖弥外野手(26)だ。「1番・右翼」で先発出場したこの日も4打数無安打(1四球)に倒れ、4試合で17打数無安打となった。

試合後、原辰徳監督(63)は「得点圏打率を2割5分ぐらいにせにゃいかんね」と上積みを求めた。松原は外野の全ポジションを万能にこなし、77試合に出場した前半戦は打率2割7分3厘。貴重な戦力である一方、得点圏打率は1割7分1厘に低迷している。

特に指揮官が指摘したのは2回無死二、三塁で迎えた第2打席。先制点こそ挙げたが、2ストライクからのカーブをたたき、一ゴロに終わった。原監督は「ああいう場面であれだけ大振りしてしまうというのはね。彼の特長というもの、自分で自分を知っているのかな?というふうに思うね」と話した。

パンチ力も魅力ながら、大砲タイプではないことは確か。まずは「H」ランプを点灯させ、後半戦で本来の輝きを取り戻したい。

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