【東京五輪】ゴルフ女子が競技短縮の可能性 猛暑と悪天候予報で

あまりの暑さに関係者も頭に氷水を乗せた(ロイター)

東京五輪のゴルフ女子が54ホールに短縮される可能性が出てきた。4日から4日間72ホールで決着する日程となっているが、今大会のゴルフ競技を管轄する国際ゴルフ連盟(IGF)が週末の悪天候予報や猛暑の影響により変更を視野に入れているのだ。

今大会の女子競技を担当するIGFの技術代表であるヘザー・ダリー・ドノフリオ氏は、出場60選手へ日程変更の可能性を伝えたとした上で「5日(第2ラウンド)と6日(第3ラウンド)の予定は変えないが、土曜日(7日の最終ラウンド)は天候を確認して行えるかどうかを決めていきたい」と説明した。

また7日に競技を行わない前提で72ホールを消化するため、5、6日に18ホール以上のプレーを検討したが、高温多湿を理由に大会医療チームが反対し、採用を見送った。ドノフリオ氏は「選手とキャディーの健康と安全が何よりも優先されなければならない」と語った。

決定のタイミングについて同氏は「理想的には、選手たちが3ラウンド目のティーオフ前に(54ホールにするかどうかを)決定したいが、天気予報や気象学者の見解に左右されるので、その前になるかもしれないし、ならないかもしれない」。もちろん予定通りの日程消化が理想なだけに「天気が回復し、7日に最終ラウンドを行えることを願っている」と強調した。

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