ソフトバンク・甲斐野が3者連続三振で猛アピール「ここで抑えるしかない」

猛アピールした甲斐野

ソフトバンクの甲斐野央投手(24)が5日、巨人とのエキシビションマッチ(ペイペイ)の7回に登板。セットアッパー返り咲きへ3者連続三振を奪った。

直球の最速は157キロをマークし、いずれも決め球はフォークだった。わずか10球の圧巻の投球だった。

ルーキーイヤーの2019年に勝利の方程式の一角としてチーム最多の65試合に登板。しかし、右ヒジを痛めて昨季の登板はなかった。オフの手術をへて一軍マウンドへの復帰を目指している。

前日の同カードでは7回に登板し1点を失い同点に追いつかれていた。この日は同じ1点リードのシチュエーション。「(以前のポジションに)戻るためには、ここで抑えるしかないよなと自分に言い聞かせながら行きました」。

守護神・森の復帰が不透明な中で甲斐野の復活は大きい。工藤監督も「連投のテストもできた。2試合目であのボールが投げられたし良かったと思う。投手コーチもいいイメージがついたと思う」とニッコリだった。

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