【東京五輪】スケボー平野歩夢を動揺させた〝マテウ劇場〟

平野歩夢

これも国民性の違いなのか。スケートボード男子パーク予選(4日、有明アーバンスポーツパーク)にスノーボードで冬季五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(22=TOKIOインカラミ)が出場。14位で決勝進出を逃したが、その後の取材対応で意外な光景を目にした。

平野が国内外のメディアの質問に答える中、サングラス姿で現れたハイメ・マテウ(スペイン)が平野の背中をポンとたたき、話しかけたのだ。フレンドリーさ全開で日本のコーチ陣とも会話を交わすなど、一瞬にしてその場の主役となった。さらに、近くにいた女性スタッフを抱き上げ、笑顔を見せる場面も。「いくら選手同士が仲良しのスケボーでもここまで自由にやっていいのか?」と思わず笑ってしまった。数分間の“マテウ劇場”には百戦錬磨の平野も動揺。「何の質問でしたっけ」と苦笑いを浮かべていた。まさに自由人。記者にはまねできないが、少しうらやましい気もした。

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