東京五輪競泳男子200メートル個人メドレー決勝(30日、東京アクアティクスセンター)、瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)は1分56秒22の4位に終わり、メダルまであと一歩届かなかった。
400メートル個人メドレー、200メートルバタフライを含め、全種目を終えた瀬戸は「結果として自分が思い描く東京五輪にはならなかったですけど、いろんな学びができた五輪だったし、あの頃の自分の夢の舞台を開催してもらって感謝の気持ちです」と晴れやかな表情だった。
そんな瀬戸は今大会、メダルを首からかけることはできなかったが、6月のジャパンオープンで「金メダルは99%取れる」とコメントするなど、常に前向きな発言をしてきた。
こうした〝ビッグマウス〟には瀬戸なりの流儀がある。当時の言葉について「8割方本当です」とした上で「自分に勢いをつけるという意味でもいいことを口にしたいというのが自分の競技スタイル。決して的外れなことは言っていないと思いますし、結果が出ないと『ビッグマウスが――』言われるかもしれないですけど、そういうのは気にしない。ネガティブなことを言っても競技者としてどんどん上には行けないと思う」と持論を展開した。
「これからもそういうスタイルは貫いていきますし、今回の悔しい思いを次につなげていきたいなと思います」と話す瀬戸は早くも24年パリ五輪を目標に掲げた。