【森保ジャパン】サッカー男子は3決に敗れ4位に終わる

泣き崩れた久保建英はしばらく立ち上がることができなかった

東京五輪サッカー男子3位決定戦は6日、埼玉スタジアムで行われ、日本はメキシコに1―3で敗れ、1968年メキシコ五輪以来となる銅メダル獲得はならなかった。

1次リーグで勝利したメキシコとの再戦。前半13分、MF遠藤航(シュツットガルト)がファウルを犯して与えたPKで先制されるなど0―2で前半を折り返すと逆転する力は残っていなかった。後半に1点を追加され、MF三笘薫(川崎)が決めるのがやっとだった。

相手も条件は同じとはいえ、中2日のタイトなスケジュールでほぼスタメンを固定してきた6試合目だっただけに、イレブンは疲労から思うように体が動かなかった。最後の大一番でMF久保建英(レアル・マドリード)とMF堂安律(PSVアイントホーフェン)の二枚看板も不発だった。

メダル獲得という最低限の目標を達成できなかった森保一監督は「選手の頑張りを結果につなげられなかったのは残念。選手の努力は1ミリも疑う余地はないが、勝てなかったということは成長しないといけない。この悔しさを糧に成長してほしい」。目にはうっすらと涙がにじんでいた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社