ノアの6日・後楽園大会で、GHCナショナル王者の杉浦貴(51)が、ゼロワンの世界ヘビー級王者・田中将斗(48)とタッグ戦で激しく火花を散らした。
15日の神奈川・カルッツかわさき大会で互いのベルトをかけたダブルタイトル戦を控える2人は、序盤からショルダータックルを打ち合うなど激しい攻防を展開。かつて「弾丸ヤンキース」としてGHCタッグ王座にも輝いた元パートナー同士でもあるだけに、互いに一歩も譲らぬ戦いとなった。
試合は両者雄たけびを上げながら激突するハイテンションな戦いになったが、最後はパートナー・桜庭との好連係も発揮した杉浦が、田中と組んだ望月成晃をフロントネックロックで絞めあげてレフェリーストップ勝ちを収めた。
だが、2人の激突はこれでは終わらない。コメントスペースで杉浦が「しぶといなあ! あのおっさんは! 意地張りすぎじゃねえか?」と話していたところにベルトをもった田中が乱入。「こっち
は看板背負っとるんじゃ!」と叫ぶと杉浦も「こっちもだ」と応じ、互いに「看板対看板だ!」とベルトを掲げ合いながらにらみ合った。その後、鋭い視線のまま田中がその場を去るのを見届けた杉浦は「気合入ってんな、あのおっさん」と吐き捨てる。
アラフィフによる団体の威信をかけた戦いは、激しい物となること間違いなさそうだ。