鎌倉の夏の風物詩「ぼんぼり祭」が6日、鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市雪ノ下)で始まった。日が暮れるにつれて大小約400基のぼんぼりが明るくともり、柔らかな光をマスク姿の人たちが見つめていた。
海水浴で鎌倉を訪れた人にも境内へ足を運んでもらおうと1938(昭和13)年に始まった祭。鎌倉ゆかりの著名人が寄せた書画をぼんぼりに仕立て、東京大名誉教授の養老孟司さんや、童話作家の角野栄子さんらの作品を楽しめる。
来年放送される鎌倉が舞台のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」脚本担当の三谷幸喜さんが描いたうちわも販売している。
9日までで、点灯はいずれも日没から午後9時まで。新型コロナ対策で音楽会などは中止。雨天時はぼんぼりは撤収する。