「湯あがり娘の枝豆あん水まんじゅう」販売 大杉屋惣兵衛 地元産枝豆ぜいたくに 涼やかな香りと味わい

 大杉屋惣兵衛(本店・上越市本町5)は7日から、地元の枝豆をぜいたくに使用した新商品「湯あがり娘の枝豆あん水まんじゅう」を、本店とお馬出し店(同市本町3)で数量限定販売する。21、22の両日に無印良品直江津の「つながる市」でも取り扱う。1個194円(税込み)。

枝豆あんの緑が見た目にも涼やか。飲食店と生産者を結ぶ商品としても、注目されている

 枝豆は、ほーりーふぁーむ(同市下百々)の「湯あがり娘」を使用。爽やかな香りとすっきりした味わいが特徴で、塩ゆでして粒が残る程度につぶし、白あんなどと混ぜて自家製あんに。水まんじゅう生地からのぞく鮮やかな緑色が見た目にも涼やかで、口に入れると滑らかな口溶けとともに、枝豆特有の香りとうまみが口いっぱいに広がる。

 製造担当の宮越雅士さんは7月13日、市内の飲食店や食品関連事業者が地元農場を巡るツアーに参加。このとき、ほーりーふぁーむで枝豆を見つけ、以前から考えていた和菓子に使おうと、代表の堀口典幹さんに直談判。16日に枝豆を仕入れ、試食を経て22日に完成したという。

 育てた野菜を商品にしてもらえたのは初めてという堀口さん。「本当にうれしく、感謝。上越市で枝豆を加工した商品はまだ少ないので、認知度向上につながってほしい」と期待。宮越さんは「新たなつながり、広がりができる取り組みとして、今後もチャレンジしたい」と語った。

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