侍ジャパンの「末っ子」がチームを勢いづける先制弾を放った。
東京五輪の野球決勝・米国戦(7日、横浜)で0―0の3回一死走者なしで「8番・三塁」の村上宗隆内野手(21=ヤクルト)が追い込まれながらも、米国先発・マルティネスの外角チェンジアップを逆らわずに弾き返した。グングン伸びた打球はセンターバックスクリーン左に飛び込んだ。
ダイヤモンドを叫びながら一周。チーム最年少の五輪1号弾にベンチは総立ちで出迎えた。「打ったのはチェンジアップです。まずは先制点をとれて良かったです」とコメント。
4日の準決勝・韓国戦後、決勝に向け「また新しい日が来るので、切り替えてまた打てるように頑張りたい。最後の1試合なので、チーム一丸となって勝って終われるようにしたい」とも意気込んでいた村上。その言葉通り、自らのバットで〝答え〟を出した。