世界の王も大興奮だ。侍ジャパン特別顧問を務める王貞治氏(81=ソフトバンク球団会長)が7日、自国開催となった東京五輪での金メダルに喜びを爆発させた。
公開競技だった1984年のロサンゼルス大会以来、正式競技としては初めての金メダルだった。王氏は「僕は野球が国技だと思っている。五輪の金メダルというのは特別。これまでチャレンジしながら取れなかったものを自国開催で取れたのは本当にうれしい。すべての試合を見てきたけど、僕は投手力が勝因だと思う。少ないチャンスをものにして、しっかり抑える。今日も2―0だもんね。まずは投手を褒めたい」と熱く話した。
王氏にとって特別な思いで迎えた五輪だ。「前の(東京)五輪は長嶋さん(巨人・終身名誉監督)といっぱいまわった。当時は20代。今は80代になったけど、この年でまた五輪を目の前で見られて興奮しました」と思いを口にした。