【侍ジャパン】幻のアテネから東京で悲願成就!長嶋氏が祝福「おめでとう」

コメントを寄せた長嶋茂雄氏(中央)左は王貞治氏、右は松井秀喜氏

誰よりも格別な思いだったかもしれない。巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(85)が7日、日本野球界悲願の金メダルを奪取した侍ジャパンに祝福メッセージを寄せた。

長嶋氏は球団を通じて「日の丸を背負って戦うことは思う以上に責任を感じるものです。そのプレッシャーをはねのけ、チーム一丸となって、勝利をつかんだ侍ジャパン。見ていた私も感動しました」とコメントした。

2002年12月にアテネ五輪を率いる監督に就任した長嶋氏は、翌03年のアジア選手権で優勝。五輪出場を決めたが、04年3月に脳梗塞で倒れ、現地で指揮を執ることはかなわず、日本代表も3位に終わった。懸命なリハビリを続け、今回の東京五輪開会式では王貞治氏、松井秀喜氏とともに聖火リレーを行った。そして、アテネで届かなかった金メダルへの思いを稲葉監督率いる後輩たちがついにかなえてくれた。長嶋氏は最後にこう結んだ。

「日本の野球に新たな歴史を刻んだと思います。おめでとう」

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