【侍ジャパン】攻守で金メダル獲得に貢献した甲斐拓也「自分の結果よりもチームが勝つことが一番」

金メダルを手にポーズを決めるMVPの山田哲人(左から3人目)とベストナインの(左から)山本由伸、甲斐拓也、坂本勇人

東京五輪で悲願の金メダルを獲得した野球日本代表「侍ジャパン」が8日、都内で会見を開いた。

決勝の米国戦から一夜が明け、甲斐拓也捕手(28=ソフトバンク)は「金メダルを取ることができて本当によかったと思います。たくさんの方のご協力や支えがあってのことだと思います」と感謝を口にした。

今大会は4試合で先発マスクをかぶって投手陣をけん引しただけでなく、打率3割8分5厘とバットでもチームに貢献。それでも「自分一人では無理なのでチーム全員で勝ち取った金メダルですし、自分の結果よりもチームが勝つことが一番」と率直な感想を語った。

一方、甲斐は森下、源田とともに大分出身選手として今大会初のメダル獲得となった。「大分も災害があったりいろんなことがありましたけど、野球を通して勇気や元気を少しでも与えるんだという思いでやっていましたし、大分出身の森下と源田とこういう舞台で野球ができたことはすごくうれしい」と話した。

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