【新日本】Jr.タッグ王者・石森&ファンタズモが連勝発進 試合後もやりたい放題

CRⅡでワト(左)を沈めたファンタズモ

新日本プロレス8日後楽園大会「SUPER Jr.TAG LEAGUE」公式戦でIWGPジュニアタッグ王者の石森太二(38)、エル・ファンタズモ(34)組が田口隆祐、マスター・ワト組を下し、開幕2連勝を飾った。

7月25日東京ドーム大会で田口、ロッキー・ロメロ組の挑戦を退けている王者組は、ファンタズモが試合前からシューズチェックを要求されるなど〝疑惑の右足〟を徹底的に警戒される。石森が田口を捕獲してサドンデス(トラースキック)を要求するも、ファンタズモが「今日は何も入っていない」と思わせるようなジェスチャーでこれを拒むなど、なかなか主導権を奪えない。

さらにファンタズモはワトのレシエントメンテを浴びて窮地に陥る。それでもRPP(変型セントーン)を回避するとバズソーキックで逆転。最後はCRⅡ(変型フェイスバスター)で3カウントを奪ってみせた。

ファンタズモは試合後のリングで「今日も楽勝だったな。変態尻野郎(田口)はロッキーと組んで俺たちに負け、バカみたいな青髪(ワト)と組んでも、結局は負けるんだ」とニヤリ。さらに欠場中のヤングライオン・中島佑斗をリングに上げて、急所にパンチを見舞うなど、やりたい放題だ。

石森も「ちょっと身体能力が抜けてるだけじゃ、俺たちには通用しねえぞ。飛んだり跳ねたり、カッコイイ形だけ追求してもな、プロレスの要っつうのはそういうものじゃねえんだよ」とワトを挑発し、高笑いを浮かべていた。

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