台風9号は、9日午前5時過ぎに広島に再上陸した。今後、9日朝までに温帯低気圧に変わる見込み。台風から変わる低気圧は日本海を北東へ進み、10日には東北地方を通過する予想だ。
　気象庁は、西日本を中心に土砂災害や高潮への厳重な警戒、西日本～北日本で暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を呼びかけている。

＜大雨・雷・突風＞

　中国地方では非常に激しい雨の降っている所があり、西日本では土砂災害の危険度が非常に高まっている所がある。
　台風9号や台風から変わる温帯低気圧の影響で、9日は西日本を中心に、東日本や北日本では10日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる予想。
　土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してほしい。

＜暴風・高波＞

　西日本から北日本では9日から10日にかけて、非常に強い風が吹いて、うねりを伴って、大しけとなる所がある。気象庁は、暴風やうねりを伴った高波に警戒を呼びかけている。

＜高潮＞

　台風の接近と大潮の時期が重なるため、潮位が高くなる見込み。西日本の沿岸施設では重大な災害のおそれがあるので、高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水に厳重な警戒が必要だ。