「世界一の二遊間」がバッテリーに 西岡、川崎が伝えたかったこと

6回、4番手でマウンドに上がった栃木GBの西岡=清原球場

 野球独立リーグ・ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブス(GB)は8日、清原球場で神奈川と対戦し、投手陣が打ち込まれ5-15と大敗した。通算成績は24勝6分け19敗で順位は2位のまま。首位埼玉とのゲーム差は2.5に開いた。

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 衝撃のバッテリーが登場した。栃木GBは六回に西岡剛(にしおかつよし)がマウンドに登り、マスクをかぶったのは川崎宗則(かわさきむねのり)。元日本代表の内野手コンビが1回限定で即席バッテリーを組んだ。

 この試合は2人の名前を冠した「スペシャルデー」だったこともあり、「お客さんを楽しませたい2人の意向もあった」と寺内崇幸(てらうちたかゆき)監督。西岡は最速135キロの直球を軸に遊邪飛、三振、右飛と主軸を三者凡退で切り抜ける好救援を見せた。

 満面の笑みでベンチへ戻った西岡。川崎は「(登板は)とっさのひらめき。3人で抑えること、バックを信頼することの大切さを若い子に教えたかった」と振り返った。

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