ケンドー・カシン レスリング金の大学後輩・須崎優衣を称賛!「セオリー外をやるのが早稲田」

ケンドー・カシン(左)と須崎優衣

プロレスラーの〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンが、東京五輪レスリング女子50キロ級の金メダリストとなった須崎優衣(22=早大)をなんと手放しで称賛した。

早大レスリング部の後輩にあたる須崎と直接会ったことはないが、その父・康弘さんとは面識があり「学年が4個か5個上で、OB会(稲門レスリング倶楽部)の役職にも就いている。とても優秀な方です」と話す。

金メダル奪取には、康弘さんのバックアップが大きかったはずだと指摘。「お父さんが私財を投げ出してでも、五輪で金メダルを取らせようと熱心にされたのが、実を結んだんだと思います。子供のレスリングから始めて中学からJOCエリートアカデミーに入れて。本当にすごいですよ」と力説した。

また、早大の「校風」も須崎の強さに影響したのでは…と分析する。話題となった必殺のアンクルホールドについて「最近は女子も男子もタックルでいって、バック取って、というのが主流でしたけどね。その辺は大学、コーチの違いだと思います。早稲田には勝つために基本に〝プラスアルファ〟のことやセオリー外のことを積極的にやる土壌があるので。頭を使うというか」と説明した。

最後に「おめでとうございます。本当に素晴らしい」。誰よりも〝セオリー外〟を地で行くカシンだが、今回の称賛だけは言葉通りに受け取ってよさそうだ。

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