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2016年に3位入賞して以降、3大会連続ではね返されてきた準々決勝の壁。バドミントン男子団体の瓊浦は、ここを1ゲームも落とさずに突破して、4大会ぶりに銅メダルを手にした。林監督は「厳しい組み合わせに入っていたが、3年生を中心にチーム一丸となって乗り越えた」と選手たちをたたえた。
春の全国選抜大会3位の高岡第一(富山)に真っ向勝負を挑んだ。流れをつくったのは、第1ダブルスの田中・柳川組。全国選抜個人ダブルス優勝ペアを相手に「どんどん前に出て」(田中)、「2人で声を出して」(柳川)、交互に強気のスマッシュを連発した。長いラリーも拾いまくってストレート勝ちすると、続く宮川・棚原組、第1シングルスの小林も快勝した。
ダブルスの強化が奏功した。大会直前まで、梅井・濱野組、櫻井・南本組と4組で激しいチーム内競争を続けた。普段から繰り返してきたハイレベルな実戦練習。自然と試合感覚は研ぎ澄まされ、大舞台でも動じない真の力が培われていた。
全国選抜の準々決勝で惜敗したふたば未来学園(福島)との準決勝も、ダブルスは2組とも第1ゲームを奪った。どちらも紙一重の差で落としたが、悔し涙はなかった。主将の宮川は「やってきたことを最後の舞台で出せた。1ラリーごとに楽しめた」。表彰式後、選手たちは力を出し切ってつかんだメダルを手に、爽やかな笑みを浮かべた。