割烹料理店を営んでいた有限会社やま友(新潟県柏崎市)の破産手続開始が決定

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社やま友(新潟県柏崎市、阿部友治社長)が7月29日、新潟地裁長岡支部から破産手続開始決定を受けた。破産管財人には横田大樹弁護士(横田大樹法律事務所、新潟県柏崎市)が選任。負債総額は、1億700万円が見込まれる。

やま友は、少なくとも50年以上の業歴があると見られ、柏崎市内において長年にわたって個人経営で料理店を営み、1996年7月に法人化。法人化直後の1996年9月には店舗増築が完了し、「割烹やま友」として地元客に親しまれていた。

一方で店舗増築時の投資負担が重く、多額の金融債務が資金繰りを圧迫していたようで、さらに近年は周辺地区の人口減少や、同業他店との競合などで集客に苦慮していたと見られ、業績低迷から資金繰りが限界に達し、事業継続を断念して今回の事態となったという。

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