【ボクシング】尾川堅一の20日UAE世界戦が延期 対戦相手のラヒモフがケガ

尾川堅一

ボクシングの帝拳ジムは11日、UAE・ドバイで開催予定だったIBF世界スーパーフェザー級3位の尾川堅一(33=帝拳)と同1位シャフカッツ・ラヒモフ(26=タジキスタン)とのIBF世界同級王座決定戦(20日)が延期になったことを発表した。

帝拳ジムは「対戦相手のシャフカッツ・ラヒモフ選手(タジキスタン)が負傷し診断の結果、ドクターから1週間の練習中止を言い渡されたとして延期の要請が入り当方として受け入れることになりました」と説明。日程調整については「再日程は10月を予定しています」としている。

尾川は2017年12月に米ラスベガスで行われたIBF同級王座決定戦で判定勝ち。しかしその後に禁止薬物の検査で陽性が判明して無効試合となった。それ以降、ようやく巡ってきた世界戦へ最終調整の段階に入っていたが、仕切り直しを余儀なくされる形となった。

尾川は所属ジムの公式サイトで「王座決定戦は延期となりました。が、怪我とのことでこればかりは仕方ないのかなと思います。逆の立場にもなりえるわけで。万全の状態は作れていたのでもう一度作り直して行きたいと思います。とりあえず食べて元気出します(笑)。楽しみにしてくれていたファンの皆様、もう少しお待ち下さい。ラヒモフ選手の早期の回復を祈ります」とコメントを発表。すぐに気持ちを切り替えていた。

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