レンジャーズが敵地14連敗ストップ タイブレーク制す

【レンジャーズ5-4マリナーズ】(延長10回タイブレーク)@T-モバイル・パーク

レンジャーズは1点リードの9回裏にスペンサー・パットンが押し出し四球を与えて同点に追いつかれ、セーブに失敗したものの、タイブレークに突入した10回表に2本のタイムリーで2点を勝ち越し。マリナーズの10回裏の攻撃を1点に抑え、5対4で逃げ切った。この勝利により、ロードゲームでの14連敗をようやくストップ。今季のレンジャーズは5月から6月にかけて球団史上ワーストとなるロードゲーム16連敗を喫したが、その記録まであと2に迫ったところで大型連敗に終止符を打った。

レンジャーズは今季ここまでロードゲーム57試合を消化して14勝43敗。本拠地グローブライフ・フィールドでの56試合は26勝30敗で乗り切っており、敵地での弱さが際立っている。5月10日(現地時間)のジャイアンツ戦に敗れたあと、6月12日(現地時間)のドジャース戦まで約1ヶ月、敵地で勝てず、球団史上ワーストのロードゲーム16連敗。今回の連敗は7月4日(現地時間)のマリナーズ戦からスタートし、またしても1ヶ月以上続いていた。

一方、ワイルドカード争いに食らいついているマリナーズは、地区最下位のレンジャーズを相手に痛い敗戦を喫した。9回裏無死満塁からジェイク・フレイリーの押し出し四球で同点に追いついたあと、J・P・クロフォードとミッチ・ハニガーが連続三振、カイル・シーガーがカウント3-1からセンターフライに倒れて絶好のサヨナラ機を逃した。守護神ケンドール・グレイブマン(アストロズ)の放出後、13試合で4勝9敗と失速。選手からの反発が大きかったことが報じられているトレードは、やはりチームの士気に悪影響を与えてしまったのだろうか。

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