高校生ら選挙権学ぶ 県選管がオンラインゼミ

オンラインで日南高生らが選挙権行使の重要生について学んだ「ボーターズ・ゼミ」

 若者に政治や選挙について学んでもらう「ボーターズ・ゼミ」(県選管など主催)が7日、オンラインで開催された。日南市の日南高など県内の高校生、大学生15人がグループワークやディスカッションを通じ、若者の低投票率について考えた。
 宮崎大大学院教育学研究科の吉村功太郎教授(社会科教育)は、18歳への選挙権年齢引き下げについて「介護や年金など若者の一生に直結する課題もあり、早くから政治に関心を持ってほしいとの狙いがある」と説明。
 主権者教育に取り組むNPO法人「NEXT CONEXION」(松山市)の越智大貴代表は「政治は必ずしも自分の思い通りにはならないが、参加しなければ意見は反映されない」と投票の意義を説いた。
 同校3年の松田凜音さん(17)は「政党一つ一つの主張を見極めるのは難しいが、自分に合った候補に投票することはできる。選挙公報や新聞などたくさんの情報を集めたい」と話した。ゼミは9月以降に第2回を開く予定。

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