ちぎって食べて 松浦の事務所育ちの ”スナックパイナップル”

事務所内で育てられ、実を付けたスナックパイナップルと山本さん=松浦市御厨町

 長崎県松浦市御厨町の保険代理店業、山本勝治さん(67)が事務所内で育てていたスナックパイナップルが実を付けた。園芸が趣味で以前にもミニパイナップルを室内で育てたことがあるが、スナックパイナップルは初めてという。
 スナックパイナップルは皮をむかずにちぎって食べられることからこの名が付いた。山本さんは4、5年前に沖縄土産でもらって食べた後、残った芯の部分を植木鉢に植えた。日当たりの良い事務所の入り口付近に置いていたところ、今年3月ごろに葉茎の部分に小さな実が成った。
 寒さに弱いため、冬の間も室温が10度以下にならないよう気を付けたという。徐々に大きくなった実はソフトボール大に。7月に入って緑色から徐々に黄色に変わるなど熟してきた。山本さんは「ちぎれば40~50片くらい取れそう。試食会を開いて多くの人に食べてもらいたい」と話している。

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