窪塚洋介 切腹シーンで「1回死んだ」

「全員切腹」舞台あいさつに登場した窪塚洋介

俳優・窪塚洋介(42)が14日、都内で映画「全員切腹」(豊田利晃監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

同作は明治初期を舞台に、窪塚演じる流れ者の侍が、井戸に毒をまいて疫病を広めた罪で切腹を命じられる。

麦わら帽子に法被姿で登場した窪塚は「『自分』って書くと『自由の分身』って読めるなと思って。こんな時代になお、自分らしく自由に。この人生を生きたいと思う人たちの何かの支え、道しるべにこの作品がなれたら幸せだなと思う」と語った。

豊田監督は今年3月にクラウドファンディングサイトを立ち上げ、撮影は2日間で行った。

撮影を振り返り、豊田監督は「神社の切腹シーンで、窪塚は長ゼリフを覚えていた」「(窪塚は)顔色が変わるもんね。血管が浮き出ていて。皆それをCGかと思っていたら、(窪塚が)息を止めていた」と明かした。

このエピソードについて、窪塚は「1回死んだんだと思う…(笑い)」「豊田さんから巻物が届いて。手書きでずらーっと書いてあって、それがオファーなんですよ。最後に『全員切腹』って書いてあって。あれ、俺死ぬのかなって思った」と笑わせた。

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