【夏の甲子園】3日連続順延の高川学園・松本監督「明日はできそうな気がする」

3日連続の順延となった

第103回全国高校野球選手権大会(甲子園)は14日、天候不良のため予定されていた大会第3日の4試合が15日に順延となった。

12日から3日続けて全試合が順延になるのは、第57回大会(1975年)以来。今大会はこれで計4日順延となり、これも同大会(2度の台風の影響で計5日順延)以来となった。

大会本部は準決勝と決勝の間に予定していた「休養日」を取り消し、決勝は27日を予定。当初計3日だった「休養日」は、現時点で準々決勝終了後に設けている1日のみとなる。

5年ぶり2度目の出場となる高川学園(山口)はこの日、午後から甲子園室内練習場で約2時間の調整。松本監督は「エンドラン、バントの練習を多めにやりました」と明かし、時間と練習スペースが限られる中で失われがちな実戦感覚を養った。

3日続けての順延で戦意を保つのは難しい。練習前、指揮官は「明日は試合ができそうな気がする、という私の思いを告げてから話をしました」とチームの空気を引き締め、士気を高めた。

高川学園は15日の第4試合で小松大谷(石川)と対戦する。明日こそは――。人事を尽くして天命を待つ。

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