東京五輪に出場したMF堂安律(23)の今季去就は未定と、オランダメディア「fcupdate」が報じている。
堂安は契約元となるオランダ1部PSVアイントホーフェンに復帰する予定だが、同メディアは「堂安は今週末にPSVに戻る。すぐにロジャー・シュミット監督と一緒にチームでの役割について検討する」としながらも「堂安がこのままPSVに留まるかどうかはまだ不明だ」と伝えた。
堂安は昨季ドイツ1部ビーレフェルトでプレーし、少なからずインパクトを残した。ビーレフェルトは堂安の残留をもくろんだものの、資金不足で断念する中、東京五輪でも存在感を示したことで「彼は別のチャンスに行くかもしれない」と、再び他クラブに移籍する可能性があるという。
特にPSVはメンバーが揃っており、堂安といえどもポジションが保証されていない。同メディアは「新しいシーズンで素晴らしいスタートを切っており、シュミット監督はリーグが始まる前に適切なポジションに確かな人数を持っており、堂安がチームで戦うのはさらに難しくなっている」と指摘した。
さらに「シュミット監督と堂安がPSVを離れるのが最善策と判断した場合、ドイツに戻る可能性がある。他のドイツクラブが興味を持つ印象を与えた」と報道。かねて元日本代表FW岡崎慎司が所属したマインツが堂安に関心を示していると報じられており、今季もドイツでプレーすることもありそうだ。