MotoGP第11戦オーストリアGPの予選がレッドブルリンクで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したホルヘ・マルティン（プラマック・レーシング）、ファビオ・クアルタラロ（モンスターエナジー・ヤマハMotoGP）、フランセスコ・バニャイア（ドゥカティ・レノボ・チーム）が会見に出席。予選を振り返り、決勝レースへの展望を語った。
■ホルヘ・マルティン（プラマック・レーシング）／予選：ポールポジション
「今日はとても難しかったよ。フリー走行3回目、すぐにバイクのフィーリングがよくないと感じていた。セッティングは先週と同じだったんだけど、ブレーキングでバイクが揺れてしまったり、加速していくところではグリップを感じられなかったりした。フリー走行3回目では少し頑張りすぎてしまい、最終コーナーでクラッシュしてしまった」
「フリー走行4回目では少し自信を欠いていたんだ。だけどバイクに変更を施し、ユーズドタイヤで自信を持てるようになった。ペースはいいものだったよ。もちろん、他のライダーも強いと思う。Q1は少し神経質になっていた。Q2に行くにはリスクを冒さないといけないからね。でも素晴らしい走りをしたと思う。暑くなって、朝からコンディションが変わっていたけれど、1分23秒1を記録できた。オールタイム・ラップ・レコードを記録できたのは素晴らしいことだよ。明日は表彰台争いがしたいね」
「勝つこととか、（連勝など）そういうことは何も考えていないんだ。僕はルーキーで、学んでいくことが大事。明日はトップ5に入れたらいいなと思うよ。経験豊富なライダーは、レースのマネジメントについてよくわかっている。でもとにかく、今日はポールポジションを獲得できるとは思っていなかった。楽観視してはいないけれど、僕は明日のレースでは上位争いができるライダーの一人だと思う。明日は4、5人のライダーで優勝争いをすることになるかもしれない。バトルを楽しむよ」
■ファビオ・クアルタラロ（モンスターエナジー・ヤマハMotoGP）／予選：2番手
「Q2で1分23秒を出したのは素晴らしいことだったよ。さらに1分22秒6を記録できて、すごくよかったと思う。速いことはわかっていたけれど、ある段階で1分23秒、22秒が見えていた」
「セクター1では苦戦していたけれど、セクター2、4ではバイクに力強さを感じていた。もちろん、このサーキットで僕たちがポールポジションを獲得するのはかなり難しいことだ。そうだったら素晴らしかったけれどね。オーストリア2連戦の2戦目で、また1列目からスタートできるんだから、すごいことだよ」
「（木曜日に、先週よりもう少しよくしたいと言ったことについて）よくなったと思う。フリー走行4回目では、どのタイヤを履いてもすごくいいペースだと証明できた。前戦で感じたような、タイヤの摩耗はなかった。もちろん、レースではまた話が別だってことはわかっているけどね」
「ただ、先週のフリー走行4回目と今回を比べて、ユーズドタイヤでのペースがいい。最初の走行では、コンスタントに1分24秒前半を出せている。明日のレースに向けていい要素だよ。明日は特別な目標を掲げているわけではなく、全力を尽くせば、素晴らしい結果になると思っている」
■フランセスコ・バニャイア（ドゥカティ・レノボ・チーム）／予選：3番手
「（パルクフェルメで少し残念な表情をしていたことについて）きっとアドレナリンのせいだね。今朝もすごくよかったし、フリー走行4回目では、ユーズドタイヤでのフィーリングもよかった。最後には31周走ったリヤタイヤで周回していたんだ。それでもいいペースを刻んでいた。それについては満足している」
「でも、予選では苦戦することになった。午前中よりもリヤのグリップがなかったんだ。1分22秒6のタイムを見て信じられなかったよ。僕のレベルからすれば、そのタイムは遠かった。僕はセクター3でタイムをロスしていたからだ。そこではホルヘが素晴らしかった。2日間で彼から学ぼうと頑張ったけれど、セクター3で同じように走るのは難しかったね」
「明日は普通のコンディションだといいんだけど。先週のレースの最初のスタートでは、僕はよかったんだよ。マージンもあって、普通のペースだった。でも2回目のスタートで何もかもが難しくなってしまった。今回は普通にレースがしたい。コンディションとしては、どの状況でも僕は速いと思っている」
