マジョルカ久保は後半途中出場 FKのキッカー務めるも決められず

久保建英

スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英(20)は14日(日本時間15日)、ホームで行われたベティスとの開幕戦で後半16分から出場し、無得点に終わった。試合は1―1で引き分けた。

保有元であるレアル・マドリードからの期限付きで2シーズンぶりに復帰した古巣での開幕戦。かつてFW大久保嘉人がつけた背番号17のユニホームでピッチに立った。後半30分にはFKのキッカーを務めたものの、クロスバーを越えていき、それ以外はベティスの猛攻にあった影響で、久保も守備に回る時間が長く見せ場をつくることができなかった。

いきなりの大活躍とはいかず、評価は伸びなかった。スペイン紙「マルカ」は1点(最高3点)をつけ、同国紙「アス」も1点の採点だった。以前の在籍で顔見知りのメンバーも多いとはいえ、加入発表からわずか3日だっただけに、連係面など向上の余地はある。練習を重ねていけば、よりチームにフィットし、個人としてのコンディションも上がってくるだろう。

クラブ公式ユーチューブチャンネルで公開されたインタビューで「五輪という重要な大会を経験し、選手としてより良くなったと思う。もっとチームを助けて今回は目標を達成したい」と意気込みを語っていた。2度目のマジョルカでは、チームを1部残留に導くプレーを目指す。

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