巨人・今村が完ぺき火消し!試合後は「わっしょい」6回連呼

この日のヒーローは今村(左)とビエイラ

巨人の今村信貴投手(27)が15日の中日戦(東京ドーム)に5回から救援登板し、完ぺきな火消しを見せた。

先発・戸郷の後を継ぎ、2点リードの5回一死満塁からマウンドに上がった今村は、京田を見逃し三振、加藤翔をニゴロに打ち取るなど、わずか6球でピンチを脱出。左腕は「先発もやってたのでそこは気持ちを切らず、次も行くって気持ちでいました」と、続く6回もしっかりと無失点に抑え、勝利に大きく貢献した。

これには原監督も「大きいですね。彼はいつも先発をしたり、中継ぎもというところでね。そういうものがね、いい形でああいう結果も出てくれるとね、監督としても感謝しますね」と賛辞を送った。

そんな指揮官が後半戦のスローガンとして掲げた新テーマ「わっしょいベースボール」が、今村の快投につながったようだ。試合後にお立ち台に上がった今村は「もう〝わっしょいベースボール〟で抑えました。(5回のピンチも)わっしょいで。〝わっしょいベースボール〟でマウンドに立ちました」と、好投の理由を告白。その後のリモート取材でも「わっしょい。そうですね、感じる部分は毎日試合で緊張感あるがやりがいも感じる。一軍に入れるならどこでもやるぞという気持ちではいます。わっしょい」と、スローガンを連発し、終わってみれば計6回〝わっしょい〟と連呼するなど、身も心も染まった様子だった。

シーズン途中から中継ぎに配置転換となり、火消しからロングリリーフまでフル回転で活躍している今村。「イニングも短いですし1球1球全力で勝負するって気持ちではいます」と心境も明かした。首脳陣からの信頼も厚いタフネス左腕が、後半戦も投手陣を力強く支えていく。

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