PSG入団のメッシ 実は移籍先第1希望だったバイエルンMに〝拒否〟されたわけ

PSGでセルヒオラモス(左)とチームメイトになったメッシ(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に加入したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)だが、移籍先の〝第1希望〟はドイツ1部バイエルン・ミュンヘンだったようだ。

メッシはスペイン1部バルセロナでの残留を望んでいたが、クラブの財政事情の問題で退団することに。以前から獲得に熱心だったPSGへの入団で決着したが、ドイツの名門への加入も熱望していた。

スペインメディア「ワンフットボール」は「メッシはバイエルンMのドアをノックしたが、拒否された。バイエルンでは編成上の問題のために(メッシの)サインに対処することを拒否した」と報じた。

ドイツ紙「ビルト」もこの件を報じており、バイエルンMのカールハインツ・ルンメンニゲCEOは同紙に対して「我々はメッシとの契約に署名しようとしなかった。様々な理由があるが、経済的にロッカーに問題をもたらす移籍になるだろうからだ。メッシのような選手を連れてくると、我々は給与水準を引き上げることを余儀なくされてしまう」と説明。ドイツではファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の適用も厳格で、バイエルンMがチーム編成の骨格も固まった現状でメッシを加入させることは不可能だったようだ。

ドイツでのプレーは幻に終わったメッシだが、フランスでどのような活躍を見せるのか世界中から注目が集まりそうだ。

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