カタールW杯アジア最終予選で森保ジャパンと同組のオーストラリアが、ホーム試合をすべて中立国で開催する見通しになった。
オーストラリア放送局「ABC」が16日に「オーストラリアサッカー連盟(FFA)は、オーストラリア代表が9月から行われるW杯アジア最終予選におけるホームでの5試合をすべてシドニーではなく、中立国で開催することになる見通しで非常に怒っている」と報道した。
FFA側は自国のシドニーでホーム試合の開催を希望していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて行政側が感染対策のため試合開催にNGを出した。FFAのジェームズ・ジョンソン会長は「数日前まで私たちは、シドニーでホームゲームを行えることになっていた。私たちは信じていたが(シドニー市が)『バブルの形態を維持するための警察やセキュリティーの人材を確保できない』と言ってきた」と説明した。
ホーム試合の自国開催を断念せざるをえなくなったFFAは、中立国での開催を模索。同会長によると、香港、シンガポール、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)などが候補に挙がっているという。
森保ジャパンも最終予選でオーストラリアと戦うため今後影響が出てきそうだ。