【新日本】石森&ファンタズモが全勝Vに王手 タッグ2階級制覇へ「階級の壁も超えてやるよ」

コーナーのタイガーマスクを2人がかりでいたぶる石森(左)とファンタズモ(右)

新日本プロレス16日後楽園ホール大会で「SUPER Jr.TAG LEAGUE」公式戦で、IWGPジュニアタッグ王者の石森太二(38)、エル・ファンタズモ(34)組がロビー・イーグルス(31)、タイガーマスク組を下し、無傷の開幕4連勝を飾った。

ともに全勝で迎えた公式戦。王者組は絶妙のタッグワークで試合の主導権を握った。石森がタイガーのタイガースープレックスの体勢に捕らえられるも、ファンタズモが救出に訪れ、サドンデス(右足でのトラースキック)を見舞う。

この一撃で完全KO状態のタイガーを、石森はBоne Lоckで締め上げる。まったく反応がないことを確認したレフェリーが試合を止め、無敗を守る4勝目を挙げた。

盤石の強さを見せつけ全勝優勝に王手をかけた王者組は最終戦で1敗のエル・デスペラード、金丸義信組と対戦する。ファンタズモは「次で5勝0敗! 最初からバレットクラブのキューテスト・タッグが全勝優勝だって言ってるだろ。優勝したあかつきにはIWGPヘビー級のタッグのベルトに挑戦だ」とかねて宣言している〝2階級制覇〟を予告。

石森も「俺たちが見据えているのは、チャンピオンとしての全勝優勝、だけじゃない。IWGPヘビータッグ、階級の壁も超えてやるよ」と呼応していた。

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