【空手】西村拳 最後の最後でまさかの結末 「メダル獲得は最低ラインだと…」

最後の最後で…

東京五輪・空手競技(6日、日本武道館)男子組手75キロ級の西村拳(25=チャンプ)は、5人総当たりの1次リーグB組で2勝2敗の3位に沈み、予選で姿を消した。

3試合目終了時点で2勝1敗。引き分け以上で準決勝進出とメダルが確定する4試合目のカーロイガーボル・ハルシュパタキ(ハンガリー)戦では、終盤に上段突きを決めて1―0とリードする理想的な展開だったものの、終了のブザーが鳴ったタイミングで左上段蹴りを食らい、1―3で逆転負けを喫した。

まさかの結果に、西村は「逃げるにしても攻めるにしても、中途半端な自分の弱さが出てしまって、相手の技を許してしまった」と唇をかんだ。

ここまで組手は男女4階級を終えてメダルなし。「五輪にこの階級の代表として出ている以上、メダル獲得は最低ラインだと思っていた。自分の気の甘さ、ふがいないさでメダルを逃してしまって悔しい」と顔をしかめた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社