第103回全国高校野球選手権第3、4日は15、16日、甲子園球場で1回戦計8試合が行われ、長崎代表の長崎商は熊本工を8-4で破り、4強入りした1952年夏以来の甲子園勝利を挙げた。県勢としては2大会連続の初戦突破。長崎商は第8日の2回戦第4試合(20日15時30分)で専大松戸(千葉)と対戦する。
長崎商は初回4連打で2点を奪われたが、その裏に大町、松井、鬼塚の適時打で逆転。同点とされた三回にも、松井の2打席連続となる適時打、大坪の2点適時打で3点を勝ち越すと、四回にも宮城、鬼塚の適時打で2点を挙げた。投げては先発城戸、六回からは田村にリレー。13安打を浴びながら、4併殺の守備にも助けられ、4失点で乗り切った。
長崎商のほか、専大松戸、沖縄尚学、盛岡大付(岩手)、明徳義塾(高知)、ノースアジア大明桜(秋田)、神戸国際大付(兵庫)、高川学園(山口)が2回戦に進んだ。
専大松戸は今春の選抜大会準優勝の明豊(大分)を6-0で破り、甲子園初勝利。深沢が11奪三振で6安打完封した。
沖縄尚学は阿南光(徳島)に8-0で快勝した。当山が12奪三振で2安打完封。沖縄県勢として春夏合わせて甲子園通算100勝目となった。
盛岡大付(岩手)は初出場の鹿島学園(茨城)を7-0で下した。渡辺が5安打完封した。
明徳義塾は県岐阜商に3-2でサヨナラ勝ちした。ノースアジア大明桜は帯広農(北北海道)を4-2で下し、31年ぶりの甲子園勝利。神戸国際大付は北海(南北海道)を2-1で退けた。高川学園は小松大谷(石川)に7-6でサヨナラ勝ちして、甲子園初白星を飾った。
夏の甲子園 長崎商が初戦突破 69年ぶり夏1勝 熊本工に8-4
- Published
- 2021/08/17 10:03 (JST)
- Updated
- 2021/08/17 10:37 (JST)
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