ブルージェイズ・スプリンガー 左膝の捻挫で今季3度目のIL入り

日本時間8月18日、ブルージェイズはジョージ・スプリンガーを10日間の故障者リストに登録したことを発表した。スプリンガーは同15日のマリナーズ戦でフェンス際への大飛球の捕球を試みた際に左足首を負傷。チャーリー・モントーヨ監督は「数日間、戦列を離れることになると思う」と話していた。ところが、MRI検査の結果、左足首ではなく左膝を捻挫していることが判明。逆転でのワイルドカード獲得を目指すブルージェイズにとって、スプリンガーの今季3度目の戦線離脱は大きな痛手となる。

6年1億5000万ドルという球団史上最高額の大型契約でブルージェイズに加入したスプリンガーは、これまでに左脇腹痛と右大腿四頭筋痛で2度にわたって戦列を離れ、66試合を欠場している。よって、モントーヨにとってスプリンガーを欠いた状態のラインナップを組むのは珍しいことではないが、スプリンガーは後半戦に入って調子を上げ、2週連続で週間MVPに輝くなど打線の核となっていただけに、ダメージの大きさは計り知れない。

スプリンガーは今季ここまで49試合に出場して打率.269、16本塁打、35打点、OPS.972を記録。後半戦に限れば、29試合で打率.318、11本塁打、24打点、OPS1.133という素晴らしい成績を残していた。モントーヨは「ジョージだけでなく、チーム全体が落胆しているよ。彼はチームでベストの選手の1人だからね。彼が打線のトップにいることで我々はいい戦いができていた。でも、彼がいない状態での戦いは経験しているし、ベストを尽くすだけさ」と話している。

モントーヨによると、スプリンガー不在の期間中はランドール・グリチックが正中堅手を務める予定。外野は左翼ルルデス・グリエルJr.、中堅グリチック、右翼テオスカー・ヘルナンデスの布陣がメインとなり、6月下旬にトレードで加入して8月上旬に戦列復帰したコリー・ディッカーソンの出場機会も増えそうだ。

当分のあいだはスプリンガーを欠いた状態での戦いを強いられるブルージェイズだが、ワイルドカード争いに食らいつくことはできるだろうか。

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