認知症高齢者、キッズがサポート 神奈川・大和で養成講座

小学生を対象にした認知症キッズサポーター養成講座(大和市提供)

 神奈川県大和市は、市内の小学生を対象とした「認知症キッズサポーター養成講座」を市内の商業施設で開催、2~6年生の7人が対応の仕方を学んだ。

 同市は高齢者支援策の一環として、厚生労働省が推進する「認知症サポーター」の養成講座を2009年度から開催している。高齢化の進展により、19年度に対象を小学生に広げ、20年までに計54人が受講した。

 3年目の今年は、夏休みを利用して7月29日(5人参加)に続いて8月6日も開催。市職員が講師を務め、小学生向けの規定テキストのほか、独自に紙芝居や寸劇、クイズを交えながら認知症の原因や症状、困っている当事者を見掛けた際の接し方などを分かりやすく説明した。

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