エンゼルス・大谷翔平 1安打3四球と4度出塁 今季18個目の盗塁成功

初回、中前打で出塁した大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)は17日(日本時間18日)に敵地デトロイトでのタイガース戦に「1番・DH」で出場し、初回に中前打を放ち、3打数1安打、1盗塁、1得点、3四球、1三振だった。打率2割6分9厘。チームは8―2で勝った。

電光石火だった。相手先発は右腕マイズ。6月20日(同21日)に本拠地エンゼル・スタジアムで対戦して5回に中堅に23号を放っている。初球、91・4マイル(約147キロ)の真ん中の直球を強振。99・9マイル(約161キロ)の弾丸安打はマイズをかすめるように中前ではずんだ。一塁ベース上でカブレラに走塁用手袋を取られるイジリを受けた。次打者フレッチャーの2球目にスタートを切り、二盗に成功。今季18個目だ。二死後、5番マーシュの中前打で先制のホームを踏んだ。

2回二死無走者はストレートの四球で出塁。フレッチャーの初球で再び、二盗を狙ったがタッチアウトになった。4回二死無走者はカウント2―2から内角高めの直球をフルスイングするも一ゴロに倒れた。

一打勝ち越しの2―2の6回二死二塁は3番の右腕ヒメネスに申告敬遠で歩かされた。8回二死一塁は5番手の右腕シスネイロと力勝負。ツーシーム、直球を全てスイングし、5球目の内角高めの直球を見送るもストライクのコールに見逃し三振に倒れた。9回二死二塁は7番手の左腕クロールの制球が乱れ、この日3つ目の四球だった。

日本人初の40号に王手をかけてから3試合不発だが、調子は悪くない。18日(同19日)は今季18度目の先発マウンドに上がる予定。リアル二刀流の「1番・投手」で起用される可能性が高い。初回に先頭打者弾を放ち、その勢いで今季8勝目ゲットといきたいところだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社