JR九州 盆の特急利用 長崎線2.8万人  前年比9%減 佐世保線 5%増

 JR九州は18日、盆期間(6~17日)の利用状況を発表した。長崎支社管内の特急は、長崎線(肥前山口-諫早)が前年同期比9%減の約2万8千人、佐世保線(肥前山口-佐世保)は5%増の約1万5千人だった。
 2線合計では5%減の約4万3千人。新型コロナウイルス禍前の2019年同期と比べると、2割程度にとどまった。同社は期間中、台風接近と大雨で計画運休を実施。コロナ禍で帰省や旅行を控える動きが広がったとみている。ピークは下りが7日、上りが16日。
 一方、長崎線(鳥栖-肥前山口)は10.7%減の約7万1千人。九州新幹線(博多-熊本)は約17万6千人、日豊線(小倉-行橋)は約6万7千人でともに前年同期を上回った。3線合計では14.5%増の約31万4千人。コロナ禍前の約3割だった。

© 株式会社長崎新聞社