【ゴルフ】USGA元職員が全米オープンチケット横領で100万ドル以上着服

多くのファンが観戦する全米オープンの裏で不正が…(ロイター)

米司法省は、全米ゴルフ協会(USGA)の元職員が、総額300万ドル(約3億3000万円)以上の全米オープンチケットを横領していたと発表した。

発表によると、USGAでアシスタントチケットディレクターを務めていたロバート・フライヤー(39)は、USGAに気付かれぬまま2013~19年の全米オープンチケットを横領して転売。転売業者と結託するとともに、運送会社を使ってチケットブローカーや顧客に直接配送もしていたという。フライヤーはチケット総額300万ドル以上のうち、100万ドル(1億1000万円)以上を懐に入れていたとされる。有罪となれば、最大300年の懲役と375万ドル(約4億1200万円)が科せられる可能性がある。

米紙「フィラデルフィ・エンクワイラー」によると、USGAは「数か月前に当局から捜査の連絡を受けた。当時はチケット販売に古いシステムを使用していて職員の不正を見過ごしてしまったが、20年に新しいシステムを導入して発覚した。今後はFBIと当局の捜査に全面的に協力する」と声明を発表した。

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