アフガン女性IOC委員が悲壮な訴え「手遅れになる前に、女性アスリートをタリバンの手から逃して」

タリバンに制圧されたアフガニスタン(ロイター)

反政府武装勢力タリバンに制圧されたアフガニスタンの女性IOC委員サミラ・アスガリ氏が18日、ツイッターで悲壮な思いを訴えた。

アスガリ氏は「プリース(お願い)」のハッシュタグとともに「アフガニスタンの女性アスリートとコーチ、関係者らがあなたの助けを求めています。私たちは彼女らをタリバンの手からから逃さなければならない。アフガニスタン、特にカブールから。手遅れになる前に何かしてください」とツイート。米国オリンピック・パラリンピック委員会、米国の外交官ロス・ウィルソン氏、米国の3人制バスケットボールチームのアカウントにタグを付けた。

タリバン支配下では、女性の権利を厳しく制限する懸念がある。東京パラリンピックについては、政情不安からアフガニスタン選手団は参加を断念したが、女子テコンドー選手が「参加したい」と助けを求めている。

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