韓国クラブ・忠南牙山が代表を解任 暴行問題の元Jリーガー道渕を獲得

仙台時代の道渕諒平

サッカーの韓国2部(K2)忠南牙山は19日、代表取締役と事務局長を解任したと同国メディア「韓経ドットコム」が伝えている。

この日、忠南牙山は臨時取締役会を開き、15人中、12人の賛成を得て解任案を可決した。その理由について、同メディアは「取締役会は、最近、女性への暴力の選手の勧誘と代表取締役の高額税金滞納など、さまざまな問題が浮き彫りになり、2人の解任を推進した」と伝えている。

同クラブにはJ1仙台に所属した2020年9月に交際相手へのDV容疑で逮捕された道渕諒平(27)が所属。同年10月に仙台を契約解除となり、今年2月に忠南牙山に加入していた。ただ、加入後に日本での逮捕歴が問題視され、市民団体などからの反発が強まり、5月に契約解除に至ったが、この件を含めた責任を追及され、解任となった。

道渕はすでにセルビア1部ラドニチュキ・ニシュに加入しているが、クラブ内外で獲得に動いた代表取締役に対する不満が高まっていた。同メディアによると、解任される前に記者会見した代表取締役は「理事会で解任を議決された場合、不当に屈服せず、解任キャンセル仮処分申請など戦う」と語っていたという。

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