【夏の甲子園】三重が7年ぶり夏白星 沖田監督「甲子園で試合できることを喜びに」

樟南を7安打完封した上山

第103回全国高校野球選手権大会(甲子園)は第7日(20日)を迎え、第3試合で三重(三重)が樟南(鹿児島)に2―0で勝利。7年ぶりの夏白星で3回戦に駒を進めた。

2年生右腕の上山が7安打2四球6奪三振で116球を投じ、完封。1―0で迎えた4回には二死二塁の場面で打席に立つと中前へ適時打を放ってチームに2点目を追加し、自らの投球にも勢いを付けた。

試合後の沖田辰男監督は「選手がよくやってくれた。(順延で)期間が数日空いたが、普段通りのプレーができたと思う」と振り返った。そして上山については「いけるところまでと思っていたが、その結果完封してくれた。ピンチもあったが、要所を締めるピッチング。低め、低めで粘り強く投げてくれた」とコメント。

最後は「途中でコロナで辞退された学校もある中で甲子園で試合ができることを喜びに感じながら、感謝の気持ちを持ってやっていきたいと思う」と語っていた。

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